nanigakirai’s blog

何が嫌いかで自分を語るブログ

観てないけど映画バビロンもキツいw

映画バビロン

デミアンチャゼルのメンタリティは嫌々ポップバンドでキーボードを弾くゴズリングだ。だから極上のエンタメなんかは無理。賢く思われたくて映画史ラブみたいな目配せをするので盛り上がりに徹しきれないだろう。何よりキツいのは、映画クリエイター系、文化作品制作しまっせ的な映画は、そのワナビーたちがシンパシーを感じて過剰に盛り上げる部分があるのがキツい。普段そこそこまともな感想を書いている人達も映画好きならではの評価キリッ!みたいなのが逆に滑ってる感じ。ポンポさんの時も思ったが、映画愛の作品を評価している自分の映画愛に酔ってる感じ。九人の翻訳家とかもきつかった。制作苦労目線の映画を評価しちゃうワタシみたいな。

 

マゴロビの目を見開いてあっぴゃ〜な演技も食傷気味wブラピの業界の裏を知りつつも翻弄されるかつてイケてた風おじも食傷気味。というわけでまた観てないw

 

 

f:id:nanigakirai:20230217015027j:image

鬼滅はやっぱり無理

1BLEACH  2ナルト 3ワンピース

1チェンソーマン 2呪術廻戦 3鬼滅

ざっくり順位付けするとこんな感じ

全漫画とかじゃなくてちょっと前のジャンプ、最近のジャンプの主な作品。

3ていうのは3位という意味じゃなくてビリって意味ね

f:id:nanigakirai:20230215194649j:image

感動ゲームに浸りたくてワンピースや鬼滅を読もうと試みた時期もあったがやっぱり無理だった。ちなみにワンピは鹿が仲間にしてクレメンスみたいなところで挫折。クリムゾン先生のワンピの方が読んでいたかもしれない。好きなハンターからパクってるからかなあと最初思ったがそんな作品は腐るほどあるわけで唯一の理由にはならないな。名言風に挙げられる「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」がことさら寒かった。いっときの進撃の勇ましい感じに酔ってるキッズ達と同じキモさを感じた。書いてるやつも読んでるやつも空想上の「勇ましげ」に酔いしれてる感じ。ほんとの勇ましさとまた違う感じ。板垣とかならいいんだけどね。

 

ブレイクしたのは等身の低いキャラ、ダボダボの服が逆に他のアニメキャラと異なりちんちくりんのコスプレ界隈にもハマって絵になりやすかったのがでかいと思う。作品がここまでブレイクする前からやたらと鬼滅コスプレが目についた。モデルじゃなくても、だれでもコスプレできるその下地が大きかった気がする。個人的にそれがまたきつかったのかな。進撃ならまだ見た目のストイックさが要求されるじゃない?そののびのびした感じが嫌だったのかもしれない。

 

おもしろげなシーンがだいたい見たようなシーンなのはこの際良いとして1番きつかったのは岩柱が、るろ剣のアンジなところかな。僧侶風な風貌、アタオカのなかでは人格キャラっぽい感じ、闇堕ちする前の子供達のエピソードもぽい。技の見栄のキリかたもるろ剣ぽいのでは?ハンターよりそっちかなあ。あと鬼滅はあのベタっとした髪型の雰囲気がきつかった。

 

リアルタイムではBLEACHは若干バカにされていた気がする。まだワンピも、ナルトもブリブリで集落の気配もなかったから余計にオサレと揶揄されてたかな。でも終わってみると後塵の影響力ではBLEACHがダントツな気がする。今の殺伐ポップ省略形式は冨樫、久保帯人の系譜であって、ナルト、ワンピはたんなる努力友情正義の旧世代の延長線上って感じ。漫画を書いていた子はBLEACHが1番カッコいいって思ってたんじゃないかな。鬼滅にはその古臭い部分を感じるのかなあ。若い人達は新世代の漫画と思っていてもウェッティな感じ。嫌いでゴンス。

 

ドライでオサレでポップなBLEACHは有名作品だがもっともっと影響力という面でも評価されて良い。あとるろ剣も。

 

 

観てないけどスラダンつまらないって言おう。

f:id:nanigakirai:20230202211651j:image

filmarksを嗜んでいるが、いつもはhanekeやトリアーに舌鼓をうっているフォローしてる人たちがスラダン高得点だしてて辛い泣。いや笑。ということでTHE FIRST SLAM DANK。

アニメがダメっていうわけではなく、べつにキッズ達が雀の戸締りを高評価したりするのはいいんだけど。5点中4.4だぜ今。一応映画好きの集まりであれを評価するのはいかがなものか?一本の映画作品としてはつまらんやろ。初見でも大丈夫を謳ってるが逆にストーリーが浅くなっていて、すごいすごいって言ってる部分がとってつけたような感じになってる(まだ観てないけど)結局31巻読んできたオレ、続きを楽しみにしていたオレ!のおもひででストーリーを補っていると思う。安西先生はこういう人で三井はこういう過去があって、流川や桜木の関係はこうでってのを映画外から補っている。ファンアイテムとしてならいいが映画として評価するなら3点だ。俺は諦めの悪い男だ。俺たち普段辛口やん?あの頃のおもひでに酔ってるって素直に言えばまだ好感がもてるが、そうでもないのがきつい。他の映画なら賛否がわかれそれがこの世の常だと、否も許容している部分もあるが、スラダンにはそれがなく、もちろん非の打ち所がないという意味ではなく、感動した俺のスラダンを否定するな!という感情に批判がオミットされる現状。作品ではなく自分のおもひでに点数をつけてる感じ。

 

 

あとミッシェルの解散コンサート行ってないくせにチバまだまだカッコいいとか言ってて草。お前、さっきチバ知っただろ!せいぜいまとめサイトでタトゥーのくだり観てからだろw

何が嫌いかが重要

何が好きかで語るには結局偽善的な決着しか生まない気がするな。好きと思われても平気なものでしか語れなくなる。いいねを押してもらいやすい話題になりやすいので批評、感想に面白味がなくなる。プリキュアが好きでもとりあえず孤独のグルメを好きと言っとこうという下心満載な人間が大半なのではないか。

 

というわけで孤独のグルメが嫌いだ。正確には孤独のグルメを好きな人が嫌いだ。どうせこの漫画がすごい!とかで取り上げられてから読んでるんだから。まあそれはいいとして、個人商店が嫌いだ。チェーン店より味があっていいみたいな風潮が嫌いだ。ゴローさんぶってピックアップされた店に並んだりしてるのは反ゴローさん的ではないか。ゴローさんはハズレも辞さないストロングスタイルだと思うが、結局「あたり」しか求めてない気がする。店の回転率無視して、「そういうのもあるのか!」みたいに舌鼓をうっている自分に酔ってる感じ。ゴローさんもチェーン店シリーズとかやってくれんかな。

 

f:id:nanigakirai:20230202212027j:image